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大型ヘリカル装置(LHD)は、環状プラズマの総合的理解を目的として、1998年3月のファーストプラズマ以降、四半世紀にわたって世界最大の超伝導プラズマ閉じ込め装置として実験研究を実施し、多くの成果を挙げてきました。2023年度からは、これまでのLHDプロジェクトの資産を学術研究基盤として活用する新たな計画として、学術研究基盤LHD計画を立ち上げました。

学術研究基盤LHDでは、超高温プラズマを安定に生成できるLHDにおいて、多様な高精細計測装置を用いてプラズマの内部構造を計ることによって、核融合に限らず宇宙・天体プラズマにも共通する様々な複雑現象の原理に迫る国際共同研究を実施します。また、学術研究基盤LHDはオープンデータを旨とし、多くの他分野の研究者を巻き込んで核融合科学の異分野融合を推進するための研究基盤を整備します。

実験情報

LHDプラズマ実験の開始

本日から第25サイクルのLHD実験を開始しました。6月20日までの間、プラズマ実験を実施します。

LHD実験情報

昨日3月11日、予定通り超伝導マグネットの冷却が完了し、定常冷却モードへ移行しました。本日は超伝導マグネットの励磁試験と機器較正試験を実施し、明日からのプラズマ実験に備えます。

LHDの準備状況

2月14日に超伝導コイルの冷却を開始しました。1日あたりマイナス14°Cずつゆっくり冷却しています。現在、マイナス26°Cまで順調に冷却されていて、3月11日までにマイナス269°Cへの冷却を完了させる予定です。

LHD第25サイクル実験について

第25サイクルのLHDのプラズマ実験は、2024年3月13日から6月20日まで実施します。現在、実験開始に向けてLHDの整備作業を行なっており、2月1日に真空引き開始、2月14日に超伝導コイルの冷却を開始する予定です。

学術研究基盤LHD

LHDは、2023年度から、3年間の学術研究基盤事業として再スタートを切りました。学術研究基盤LHDは、3年間で2回の実験キャンペーンを実施する予定です。1回目は2024年3月から6月までのおおよそ3ヶ月、2回目は2025年の10月から12月のおおよそ3ヶ月を予定しています。学術研究基盤LHDは、オープンサイエンスを旨としており、学術研究基盤として広い分野の多くの研究者との共同研究により、様々な実験を実施したいと考えています。ぜひ、学術研究基盤LHDを活用した研究計画をご提案ください。ご質問やコメントは、LHD部門事務室 <cs_lhdarp@nifs.ac.jp> へご連絡ください。

LHD実験成果のプレスリリース

先進的核融合燃料を使った核融合反応の実証
- 中性子を生成しない軽水素ホウ素反応を利用したクリーンな核融合炉への第一歩 -

LHD実験成果のプレスリリース

氷の粒で巨大な1億度のプラズマを冷やす
-世界最大の核融合実験炉に必要とされるプラズマ冷却技術の研究が進展-

LHD実験成果のプレスリリース

プラズマ変化を高速で捉える温度計を開発
- 突発的なプラズマ物理現象の理解へ向けた強力なツール -

LHD実験成果のプレスリリース

波がプラズマの熱を運ぶプロセスを世界で初めて観測
- 核融合プラズマの自己加熱の研究が大幅に進展 -

LHD実験情報

来週9月29日(木)からLHDプラズマ実験が始まります。

LHD第24サイクル実験提案の募集

LHD第24サイクル実験に向けて、実験提案の募集を開始します。実験提案書の受付期間は、2022年6月6日から6月30日までの予定です。

LHD実験成果のプレスリリース

重水素を用いてプラズマ断熱層の高性能化に成功
− 金イオンの高速ビームで流れの影響を明らかに −

LHD実験成果のプレスリリース

プラズマのかごを揺らすと熱負荷低減
− 核融合プラズマにおける乱流伝播の発見と装置熱流制御の新展開 −

LHD実験成果のプレスリリース

核融合プラズマの乱流抑制に新たな可能性
− 日欧の国際共同研究により革新的核融合炉への新展開 −

TAE Technologies社との共同研究

米国のTAE Technologies社と先進的核融合燃料を用いた核融合研究を共同で推進することで合意し、2021年9月1日に共同研究研究を開始する契約書を締結しました。

LHD実験情報

大型ヘリカル装置(LHD)の第23サイクルプラズマ実験は、2021年10月14日(木)から開始します。

LHD実験情報

本日から、第23サイクルの実験提案の受付を開始しました。締切は6月29日です。詳しくは、実験提案ページを参照ください。