実験スケジュール
第25サイクルLHD実験は2024年3月中旬から6月下旬までを予定しています.
Home >
大型ヘリカル装置は、ヘリオトロン磁場配位を用いた世界最大の超伝導プラズマ閉じ込め実験装置です。定常高温高密度プラズマの閉じ込め研究を行い、将来のヘリカル型核融合炉を見通した様々な視点から学術研究を推進しています。
2020年度のLHD重水素プラズマ実験では、電子温度とイオン温度の両方が1億度に達するプラズマの生成に成功し、1億度に達するプラズマを生成する方法を確立することができました。
今回の成功により、LHD研究は新たなステージに入りました。プラズマの乱れや不安定性に関する物理学実験は、将来の核融合プラズマにおける乱れや不安定性の制御法を開発する上で重要な知見を与えてくれます。乱流や突発的な不安定性は、核融合プラズマだけでなく、宇宙や地球上で起こる様々な現象にも深く関わっており、今後、LHDではこのような学際的な研究を推進します。
第25サイクルLHD実験は2024年3月中旬から6月下旬までを予定しています.
LHD第25サイクル実験に向けて、実験提案の募集を開始します。実験提案の受付期間は、2023年11月1日から11月30日までの予定です。
LHDは、2023年度から、3年間の学術研究基盤事業として再スタートを切りました。学術研究基盤LHDは、3年間で2回の実験キャンペーンを実施する予定です。1回目は2024年3月から6月までのおおよそ3ヶ月、2回目は2025年の10月から12月のおおよそ3ヶ月を予定しています。学術研究基盤LHDは、オープンサイエンスを旨としており、学術研究基盤として広い分野の多くの研究者との共同研究により、様々な実験を実施したいと考えています。ぜひ、学術研究基盤LHDを活用した研究計画をご提案ください。ご質問やコメントは、LHD部門事務室 <cs_lhdarp@nifs.ac.jp> へご連絡ください。
先進的核融合燃料を使った核融合反応の実証
- 中性子を生成しない軽水素ホウ素反応を利用したクリーンな核融合炉への第一歩 -
氷の粒で巨大な1億度のプラズマを冷やす
-世界最大の核融合実験炉に必要とされるプラズマ冷却技術の研究が進展-
プラズマ変化を高速で捉える温度計を開発
- 突発的なプラズマ物理現象の理解へ向けた強力なツール -
波がプラズマの熱を運ぶプロセスを世界で初めて観測
- 核融合プラズマの自己加熱の研究が大幅に進展 -
来週9月29日(木)からLHDプラズマ実験が始まります。
LHD第24サイクル実験に向けて、実験提案の募集を開始します。実験提案書の受付期間は、2022年6月6日から6月30日までの予定です。
令和3年度 核融合科学研究所研究プロジェクト成果報告会開催(2022年6月1−3日)のお知らせ
高速で移動するプラズマ乱流を世界で初めて発見
− 核融合プラズマの乱流の理解に新たな知見 −
重水素を用いてプラズマ断熱層の高性能化に成功
− 金イオンの高速ビームで流れの影響を明らかに −
プラズマのかごを揺らすと熱負荷低減
− 核融合プラズマにおける乱流伝播の発見と装置熱流制御の新展開 −
プラズマ中の「食べる食べられる」の関係
− 生態学発の数理モデルで磁気島の脈動機構を解明 −
ホウ素粉末のふりかけでプラズマの温度が上昇
− リアルタイムで不純物と乱流を抑制 −
核融合プラズマの乱流抑制に新たな可能性
− 日欧の国際共同研究により革新的核融合炉への新展開 −
米国のTAE Technologies社と先進的核融合燃料を用いた核融合研究を共同で推進することで合意し、2021年9月1日に共同研究研究を開始する契約書を締結しました。
大型ヘリカル装置(LHD)の第23サイクルプラズマ実験は、2021年10月14日(木)から開始します。
本日から、第23サイクルの実験提案の受付を開始しました。締切は6月29日です。詳しくは、実験提案ページを参照ください。