実験スケジュール
第25サイクルのLHDのプラズマ実験は、2024年3月13日から6月20日まで実施しました。第26サイクルの実験は2025年の秋から冬にかけて実施する予定です。
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大型ヘリカル装置(LHD)は、環状プラズマの総合的理解を目的として、1998年3月のファーストプラズマ以降、四半世紀にわたって世界最大の超伝導プラズマ閉じ込め装置として実験研究を実施し、多くの成果を挙げてきました。2023年度からは、これまでのLHDプロジェクトの資産を学術研究基盤として活用する新たな計画として、学術研究基盤LHD計画を立ち上げました。
学術研究基盤LHDでは、超高温プラズマを安定に生成できるLHDにおいて、多様な高精細計測装置を用いてプラズマの内部構造を計ることによって、核融合に限らず宇宙・天体プラズマにも共通する様々な複雑現象の原理に迫る国際共同研究を実施します。また、学術研究基盤LHDはオープンデータを旨とし、多くの他分野の研究者を巻き込んで核融合科学の異分野融合を推進するための研究基盤を整備します。
第25サイクルのLHDのプラズマ実験は、2024年3月13日から6月20日まで実施しました。第26サイクルの実験は2025年の秋から冬にかけて実施する予定です。
高エネルギーイオンによる高温プラズマの自発的な流出入状態を発見
-フュージョンエネルギーによるゼロエミッション社会の実現を目指して
本日(2024年6月20日)、第25サイクルのLHD実験を完了しました。次の実験期間は2025年の秋から冬に予定しています。
本日(2024年4月19日)、1998年の実験開始以来190,000回目のプラズマ実験を行いました。
本日から第25サイクルのLHD実験を開始しました。6月20日までの間、プラズマ実験を実施します。
昨日3月11日、予定通り超伝導マグネットの冷却が完了し、定常冷却モードへ移行しました。本日は超伝導マグネットの励磁試験と機器較正試験を実施し、明日からのプラズマ実験に備えます。
2月14日に超伝導コイルの冷却を開始しました。1日あたりマイナス14°Cずつゆっくり冷却しています。現在、マイナス26°Cまで順調に冷却されていて、3月11日までにマイナス269°Cへの冷却を完了させる予定です。
核融合プラズマのデジタルツインによる予測制御の初実証
- データ同化の適応予測制御への応用 -
第25サイクルのLHDのプラズマ実験は、2024年3月13日から6月20日まで実施します。現在、実験開始に向けてLHDの整備作業を行なっており、2月1日に真空引き開始、2月14日に超伝導コイルの冷却を開始する予定です。
LHD第25サイクル実験に向けて、実験提案の募集を開始します。実験提案の受付期間は、2023年11月1日から11月30日までの予定です。
LHDは、2023年度から、3年間の学術研究基盤事業として再スタートを切りました。学術研究基盤LHDは、3年間で2回の実験キャンペーンを実施する予定です。1回目は2024年3月から6月までのおおよそ3ヶ月、2回目は2025年の10月から12月のおおよそ3ヶ月を予定しています。学術研究基盤LHDは、オープンサイエンスを旨としており、学術研究基盤として広い分野の多くの研究者との共同研究により、様々な実験を実施したいと考えています。ぜひ、学術研究基盤LHDを活用した研究計画をご提案ください。ご質問やコメントは、LHD部門事務室 <cs_lhdarp@nifs.ac.jp> へご連絡ください。
先進的核融合燃料を使った核融合反応の実証
- 中性子を生成しない軽水素ホウ素反応を利用したクリーンな核融合炉への第一歩 -
氷の粒で巨大な1億度のプラズマを冷やす
-世界最大の核融合実験炉に必要とされるプラズマ冷却技術の研究が進展-
プラズマ変化を高速で捉える温度計を開発
- 突発的なプラズマ物理現象の理解へ向けた強力なツール -
波がプラズマの熱を運ぶプロセスを世界で初めて観測
- 核融合プラズマの自己加熱の研究が大幅に進展 -
来週9月29日(木)からLHDプラズマ実験が始まります。
LHD第24サイクル実験に向けて、実験提案の募集を開始します。実験提案書の受付期間は、2022年6月6日から6月30日までの予定です。
令和3年度 核融合科学研究所研究プロジェクト成果報告会開催(2022年6月1−3日)のお知らせ
高速で移動するプラズマ乱流を世界で初めて発見
− 核融合プラズマの乱流の理解に新たな知見 −
重水素を用いてプラズマ断熱層の高性能化に成功
− 金イオンの高速ビームで流れの影響を明らかに −
プラズマのかごを揺らすと熱負荷低減
− 核融合プラズマにおける乱流伝播の発見と装置熱流制御の新展開 −
プラズマ中の「食べる食べられる」の関係
− 生態学発の数理モデルで磁気島の脈動機構を解明 −
ホウ素粉末のふりかけでプラズマの温度が上昇
− リアルタイムで不純物と乱流を抑制 −
核融合プラズマの乱流抑制に新たな可能性
− 日欧の国際共同研究により革新的核融合炉への新展開 −
米国のTAE Technologies社と先進的核融合燃料を用いた核融合研究を共同で推進することで合意し、2021年9月1日に共同研究研究を開始する契約書を締結しました。
大型ヘリカル装置(LHD)の第23サイクルプラズマ実験は、2021年10月14日(木)から開始します。
本日から、第23サイクルの実験提案の受付を開始しました。締切は6月29日です。詳しくは、実験提案ページを参照ください。